こんにちは、さいたま口腔リハビリテーション歯科クリニックです。
「舌圧」という言葉は聞き慣れないと思いますが食べ物を飲み込む動作の中で重要な要素となっています。食べ物を認識してお口の中に取り込んで歯の上に乗せて咀嚼をし、その後食べ物を塊にした後、上顎(口蓋)と舌で挟んで喉の奥に送り込みます。
この時に舌圧が弱いと上手く送り込みが出来ずにお口の中に食べ物が残ってしまう場合があります。普段のお食事の時に鍛えられているのですが、加齢や口腔内の状態の変化で柔らかい食べ物ばかりになってしまうと力が弱まってしまします。
対策としてはなかなか意識して使う筋肉ではないので難しいところですが、舌はお話しする時や歌を歌うときによく動かす必要があるので発声するというのは非常に重要になります(コロナ禍で難しい部分はありますが・・・)
ペコパンダと呼ばれる舌を鍛える器具もありますのでそういったリハビリ用具を使うのも効果的です。
舌圧測定はそんなに難しい検査ではありませんのでご興味のある方は一度測定してみると良いでしょう。
