こんにちは、さいたま口腔リハビリテーション歯科クリニックです。
摂食嚥下リハビリテーションを行うにあたって重要なのがミールラウンドです、ミールラウンドとは食事の観察の事で食事の認識や好き嫌い、口からのこぼれ具合、溜め込み、一口量、むせ・・・などなど、どこの部分で食べるのに苦労しているか障害されているのかを観察できる非常に重要な情報になります。
まずは食事を摂るにあたっての姿勢、提供する食事の高さ、食欲の有無、患者さんの食事を見る視線、食物の認識など先行期からお口に食物を入れてからの食べ物を舌で運び咀嚼しながら食べ物をまとめて運ぶ準備期、口腔期の観察ではミールラウンドは必須となります。
咽頭から食道へ送り込む咽頭期などでは嚥下内視鏡検査、食べ物を食道で送り込む食道期まで観察する場合は嚥下造影検査での診断が有用となります。
食事形態や色、味、姿勢などをすこし変化させるだけで食べる量が増えたり食べる時間の短縮などができる場合があります。
介助する側も食事に時間がかかるのはものすごい労力と手間と時間がかかりますので当院では少しでも協力できる様ミールラウンドや直接訓練を重要視して診療にあたっています。
