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発声のススメ

こんにちは、さいたま口腔リハビリテーション歯科クリニックです。

訪問の嚥下リハではSTによる発声訓練も行っています、コロナ禍で健康な方も大きく発声したりカラオケで大声を出して歌う機会も減ってきています。人と会ってお話をする機会も少なくなった為にお口の不調を訴えている方も増えて来院されています。


発声をするためには鼻咽腔閉鎖が出来ないと鼻に抜けるような音、例えばパタカラがマナカラのように聞こえることがあります。これは開鼻声と呼ばれ口蓋裂のような先天性の疾患でなる場合もありますし、後天的に脳血管障害で障害され動きが悪くなり場合もあります。また声門の動きや閉鎖がうまくいっていないと嗄声と呼ばれるかすれ声になることがあります。これも後天的な脳血管障害や反回神経麻痺のように大動脈瘤が癌などで障害される場合もあります。


歌を歌うときは声帯を振動させて色々な声を出すので声門の閉鎖のトレーニングになります。またパタカラに代表されるように舌の動きや口唇に動きが悪いと正確に発音も出来なくなります。また呼吸機能が安定していないと連続して音を出すのも困難になります。


普段何気なく行っているこれらの「話す」動きは「食べる」行為に密接に関わっており、発声訓練や歌を歌うことが上手にできるとお口の筋肉と動きの強化、声帯の強化などが達成され誤嚥しにくい力を手に入れることが出来ます。嚥下は脳や嚥下中枢の機能低下だけでなく体幹や呼吸機能、全身状態が大きく関わりますので姿勢を良くして声を出す訓練は効果的です。一見簡単そうで子どもじみたトレーニングに感じられるかも知れませんが継続すると良い結果につながる可能性があります。継続は力なりです。


当院では計測機械を用いて測定して数値化していますので、前回よりも伸びているかどうかなども継続してみることが出来ます。なかなか馴染みのない口腔機能検査をお勧めしていますのでご興味のある方はぜひご連絡ください!