こんにちは、さいたま口腔リハビリテーション歯科クリニックです。
生まれてから1歳半健診、3歳児健診、就学前健診、小学校に入学してから毎年行われ高校まで続く歯科健診を受けて来たと思います。
おそらくこれは僕が子供の頃は虫歯が多かったので、虫歯を早期発見、治療する目的で作られた仕組みだと思われます。生え変わりの時期や幼若永久歯と呼ばれる未熟な永久歯の時期は確かに虫歯になりやすく理にかなった健診制度です。
大体、大人になると殆ど虫歯になる事は無く、殆どが一度やった歯科治療の部位が悪くなっての治療になります。
最近の子供も虫歯になる場合も結構ありますが僕が子供だった頃(クラスの数名が虫歯なしで表彰される時代)に比べるとかなり減っています。これはメーカーと歯科医師が組んで広めた予防歯科という概念が浸透していることが考えれらます。
そこでまだまだ浸透していないのが歯周病の健診です、歯周病は歯を支える骨が溶けていく病気で初期から中等度までは殆ど症状の出ない病気です。会社などでは全身的な健康診断を行っている所は多いですが、歯科健診を導入している所はかなり稀です。歯周病で失われた骨は元に戻らず歯周病の治療は歯石や汚れを徹底的に除去して進行を食い止めるのが目的になります、健康な状態を維持するよう普段取れない汚れを取り、磨き癖や炎症を起こしている部位を確認するのは重要です。当院ではオーラルフレイルの啓蒙活動の他、歯科健診にも力を入れており様々な検査に対応していますのでお気軽にご利用ください。
