こんにちは、さいたま口腔リハビリテーション歯科クリニックです。
先週末は摂食嚥下サポート研究会のWEBセミナーを受講しました。嚥下内視鏡検査での評価で良く使われる「兵頭スコア」の考案者であります兵頭先生の講義もあり学術的なデータから臨床的な内容まで盛り沢山でした。
その中でも以前から嚥下と関係があるとされているカプサイシンの効果についても述べられていました。嚥下障害は神経伝達物質であるサブスタンスPが咽頭や気管への放出の低下で起きるとされています、神経性疾患などでドパミンが減少するとサブスタンスPの放出も低下し咳反射や嚥下反射が低下するとされています。
唐辛子に含まれるカプサイシンはこのサブスタンスPを上昇させる作用があるので以前から注目されており大学でもカプサイシンシートの研究も多々されております。
当院でもカプサイシンシートは注目しており嚥下機能が低下した患者さんに利用できればと考えております。他にもジンジャーや胡椒なども嚥下に関係しているそうです、まだまだ解明されていない難しい分野ですが、色々引き出しを増やせるよう精進していきます!
